
Artist's commentary
ヒロイン
コミュMAXでラブラブな二人。傍から見て羨ましい程である。そんなある日。 「えっ…?や…ちょっと……!やだっ……、その……まだ心の準備が……」 戸惑うゆかり。計画では、やがて訪れるであろうその日は、春休みの筈だった。それまではその……ダイエットとか、その他身体作りとか、色々準備があるのである。現代っ子のゆかりの美意識はかなり高く、自分に対する評価も厳しい。 「ダメ、ここじゃ……、ん……っ、…………ぁん……」 キスされて、くたっと力が抜ける。抵抗する気力を失うゆかり。決して人には言えないが、彼の事を想っては、いけないとは思いつつも毎日のようにオナりまくっていたりするのだ。現代っ子の彼女は、エッチな知識もそれなりにある耳年増な娘だった。 「だめ……」 そうは言いつつも、息が荒い。頬は赤く染まり、瞳は潤んでいる。ゆかりは恋する乙女。青春真っ盛りの17歳だった。もう四六時中発情している。大好きな彼の事を想うと、いつだってエッチしたい気持ちになった。基本的に彼女はツンデレで、現代っ子。エッチな事には興味津々なのである。現に今だって、暑いからとか嘘ついてブラウスのボタンは3つ外していたし、下着はお気に入りの可愛いやつ。万が一見られてもいいようにだった。彼女は、基本的に肉食系なのである。泊り掛けのデートも、彼女が提案したのだから。(しかも日程は数週間後。彼女も結構キているのである) 「好きだよ……、大好きだけど……、その……」 どうせなら、ベストな状態の自分を見て欲しい。そんな乙女な部分を持っていた。 「うん……キスまでならいいよ……、あとその……む……胸とか、お尻以外なら…………、さ……触っても……、…………、あっ……」 可愛い悲鳴は、途中で封じられる。深々と唇を重ね合わせながら、お互いの背中とか太腿とか、触りまくる二人。 「んっ……、んぅ…………、んっ…………はあ、はあ……、……んっ……、んぅ――……っ」 舌をれろれろと絡ませ合う、エロい大人のキス。 『これが……、やだ……、こんな……事って…………』 恋愛小説なんかでは良くある大人のキス。それを今、自分がしている。大好きな彼と。 『も…………、だめ…………』 結局、ゆかりも超エロい気分になってしまったので、そのまま二人はつつがなく初体験を済ませましたとさ。