数多くいる大天狗のなかでも日本三大悪妖怪に数えられるのは、憎しみによって怨霊と化した崇徳天皇であり、金色の鷲として描かれるその姿はまさに天狗の王である。讃岐に配流された崇徳天皇が崩御した後、都では数々の天災や動乱が起こった。それは天狗と化した崇徳天皇の祟りであると言われ、その災厄に恐れをなした後白河天皇はその怨みを鎮めるため白峯神宮を建て神霊として祀った。
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