Artist's commentary
Te・Go・Me
「ほら、つながってるとこ見てごらん…」
身体にねっとりまとわりつくような男の声に少女は無条件反射のごとく自分の下半身をのぞき込む。
裸の中年男性のでっぷりした腹の上に一糸纏わぬ姿でまたがる彼女はその下腹部で芋虫のようにうごめく肉棒のさまに生理的嫌悪を感じる。
夏の朝早くだというのに部屋の中はじっとりと汗ばむような熱気がこもり一晩中弄ばれ続けている彼女の陶器のように白い身体はほのかに紅潮し激しく律動する。
その規則的な動きに合わせて芋虫が彼女の内側に深く潜り込んでは這いずり出すを繰り返すたびに彼女の口元から小さな喘ぎが漏れ、頭の芯が痺れるような快感がおしよせる。
ほんの数日前まで男を知らなかった少女の身体は無理矢理女の喜びに目覚めさせられ彼女はすでに快感を感じ始め、その小さな身体は快楽と苦痛の両価感情に苛まれていた。
しかし、延々と下腹部で愛液と精液でぬらぬらと光る大きく太い芋虫が自らの小さな花弁を目いっぱい押し広げ出入りを繰り返す様をぼんやりと見続けているとそれは催眠術のように頭をさらに痺れさせ麻痺させ快楽と苦痛の綱引きはあっさりと快楽に軍配を上げ快楽に波に身を任せることを選ばせた。
彼女の腰は自然に男の下から突き上げる動きに合わせて動き出し、より快楽を搾り取ろうと貪欲に喰らいつく
「もっと…気持ちいいの…オ○ンポ気持ちいい…」
彼女の口元から漏れ出た声は肉と肉を打ち付ける淫靡な音にかき消されそうなほど微かなものであったが
男はニヤリと笑うと腰の動きをさらに激しくし、部屋の温度はさらに上昇したようであった…
官能小説みたいな?