Resized to 56% of original (view original)

Artist's commentary
『おかえりなさい』
設定です。↓
必ず帰るから。
そう言って別れてからもう半世紀近く経っていた。
巫女だった彼女は、私の妻になる人だった。
ずっとお待ちしております。
約束してから帰ることが叶わず、時間だけが過ぎた。
彼女は亡くなっていた。今は草木が生い茂っている。
淡く光る陽光を背に当時の彼女が私を迎えた。
「おかえりなさい。」
そう言われたような気がした。
ただただ、涙が溢れてたまらなかった。