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Artist's commentary
RDI Striker 12 / Protecta
南アフリカで生まれた、きわめて独創的な回転式散弾銃がこのストライカー12であります。
原型となったのは70年代のローデシア独立紛争の際にとある農民さんが自作したお手製散弾銃で、その後南アフリカのRDI社によって拾い上げられ製造が行われています。
初期型では装填前にゼンマイを巻く必要はあるわ、一発撃つごとに左手をフォアグリップから放してエジェクターロッドを操作して排莢する必要があるわで操作性に難があったようですが、80年代にはゼンマイ不要かつ自動排莢のセミオート式となったこの「プロテクタ」型に改良されており、メディアに登場するのはこちらが主なようです。
ただセミオートといってもガス圧利用ではなくダブルアクションリボルバーをそのまま大型化したような構造で、ドラムマガジンに装填したあとは引き金を引くだけで連続して12発の散弾をぶっ放すことができるんだそうで、操作性と信頼性を両立させたまことに南アらしい(設計南アじゃないけど)鉄砲なんでないかと思います。
これって南アの銃器の中では比較的知名度高い方だと思うんですが、相変わらずトイガン化に恵まれないのはなんでや…