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Artist's commentary
Vi BUSTERS
フォルダ大陸において「Vi BUSTERS」の正確な生息地といったものは、実のところ確認されていない。生態系という枠組みからは逸脱した分類ともいえる、彼らは一体どこからやってくるのか。
その疑問に大きなヒントを与えてくれる発見があった。大陸のいたる所で発見されていた遺跡の付近で濃霧が発生すると、遺跡の守護をしていると考えられる「バルキモン」が姿を現した。その背中の上では「ニャロモン」と「プロットモン」が身を寄せ合っている。
そして上空から光と共に舞い降りてきたのは、何かを話し合う「ダルクモン」と「エンジェモン」。どうやら天使系のデジモンたちは、フォルダ大陸の巡回の中継地点にこの遺跡を利用しているようであった。
その傍ら、遺跡周辺で一際異質な存在感を放つのは「ミミックモン」という突然変異型のデジモンだ。朽ちた檻が捨て置かれているだけかと思われたが、ウィルス種のデジモンの存在を感知すると黒いモヤが檻の中に現れ、鉄格子の間から不気味に長い腕を伸ばすのである。
ウィルス種のデジモンを狩るに長けているものは、聖なる力を持つ者だけに限らず、多種多様な能力を持った種族がいることをここで改めて確認した。